個人的な偏りに満ちた観劇記を中心とした私的日常雑記です。「俳優 畠中洋さん」を熱烈応援中〜!
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2/9 見上げたボーイズ「五人衆」
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    見上げたボーイズ復活公演
    「五 人 衆」

    2010年2月9日(水) 19:00開演  アトリエフォンテーヌ 
    花道上手サイド  同行者: 友人CY

    衝撃のチラシ画像(爆!)
    <作・演出>
    川本昭彦
    <出演者>
    幸村吉也・縄田晋・福永吉洋・平野亙・川本昭彦
    (特別出演:松本誠)


    開演前の客席内の熱気が尋常じゃなかった。

    小さなハコとは言え、観客同士がいたるところで「お久しぶり!」「元気だった?」などと挨拶しあっているのはちょっと異様な雰囲気。 だっていわゆる「関係者」じゃなくて、一般の観客同士なのに皆知り合いなの? 

    「おヒネリ用の色紙用意してきましたから欲しい方はどうぞ」と呼びかけているお姉さん、「ありがとう!」と受け取っているお姉さん、それはいったい何?!(←後でわかった) 
    初日に「見上げたボーイズ初めてです!」なんていうのはもしかして私たちだけかも、というアウェー感で落ち着かない気分だった。

     

    さて、お芝居に入る前に川本さんが登場して復活公演のご挨拶。
    その時、賽銭箱が登場し、そこに向かって客席からのおひねりが飛ぶ。 
    なるほど、ここか! 
    いやいや、チラシのような姿で登場されて、お札をみんなが挟み込むお約束だったらどうしようかと思ってたんだけど、健全でよかった。()

     

    正座して落語のマクラのような感じで江戸時代の「五人組」の制度について語る川本さん。 
    初日のせいか、しゃべりのテンポが速すぎて客席の空気をつかめずやや滑っている感じにちょっとヒヤリ。

     

    が、お芝居が始まると一気にとんとーーーん!とテンポよく歯車が合い始めた。 

    縁もゆかりもなかったはずの5人が、「五人組」として運命共同体となり、メンバーのお侍の窮地をみんなで助けたことですっかり意気投合。 
    楽しく盛り上がる酒宴の席で遊び人の金さんがついた嘘がきっかけで、金さん以外の全員が「仇討」のため「世を忍ぶ仮の姿」になって仇を探していたことがわかる。 しかも見つけた仇は全てこの五人組の中に…! 

    ここで始まる殺陣はすごかった! 
    何しろ全員が「動ける」人達だから激しい激しい。 とにかくこんな小さな舞台であれだけ飛んだり跳ねたりしているのに舞台から飛び出しちゃわないところが凄い。(落ちてこられたら観客は確実に怪我人出るけど。) 
    こういう「技あり!」な身体を張った真剣勝負が「見上げたボーイズ」の持ち味なんだとしたら、そりゃファンの心を掴むでしょう。 
    失礼ながら最初の客席内の雰囲気から、もうちょっと「内輪受け」的な舞台を想像してしまっただけに、彼らの真剣勝負に感動。


    そしてこの真剣勝負と、あり得ない状況の「仇討ち」部分の落差に爆笑!

    ちょっと待った!お互い仇打ちゃったら誰が残るのよ、というシミュレーションで整理するところが面白かった〜。


    仇討の順番を変えると生き残る人数が変わる、まるで「仇討マトリクス」。
    「はい、切りました」「切られました」
    「次、切りました」「切られました」あれ?残るのは若旦那だけ??みたいな。

    そしてラスト。 遊び人の金さん、実はお奉行様だった、というオチ。
    私はどちらかと言うと遊び人のままだったほうがよかったのにと思った。
    そうしたら別の日には「本当にただの遊び人だった」というオチもあったらしい。
    2バージョンあったとは! そっちも見たかった。

    とにかくスピーディーでパワフルで楽しい舞台だったけど、観終わってからつらつらと思い出してみると「五人組」に関する前振り、あそこまで必要なかったよね? 
    思わせぶりな5人組の最初の会合も意味があったのかな。 こっそり集まる必要はないと思うんだけど。 
    その後の展開が面白いだけに、導入の掴み部分はもうちょっと工夫したほうがいいと思った。

    はー、また追いかけなければならない舞台が増えてしまった…。
    「見上げたボーイズ」是非定期公演よろしくっ!

    Posted by : chawan | 観る | 18:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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