個人的な偏りに満ちた観劇記を中心とした私的日常雑記です。「俳優 畠中洋さん」を熱烈応援中〜!
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6/8 女の平和
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    ニコミュ第3回アトリエ公演
    「女の平和」 

    2012年6月8日(金) 19:00開演 シアターKASSAI
    スパルタ席  同行者:なし

    演出・作曲・脚色 伊藤靖朗 

    <出演者>(ペロポネソス組)
    リュシストラテー : 大谷咲子
    カロニーケー         : 小島望
    ミュリネー         : 青木満理子
    ラムピトー         : 吉野めぐみ
    ストラテュリス         : 浦島真理
    爺さんたちの隊長 : 脇坂兵吾
    役   人                 : 畑雅文
    キーネシアース         : 林瑞貴
    アテナイ公使         : 吉田翔吾
    スパルタ使者         : 永川謙
    スパルタ公使         : 直井よしたか
    コリントスの女         : 山下聖良
    イスメーニア         : 福田沙織
    ニーコディケ         : 永井李奈
    ロディッペ                 : 小暮美来
    ピルーゴス                 : 堀江哲司
    ストリューモドーロス : 渡辺龍太
    ドラケース                 : 高野辰也
    篭城する女達         : 伊藤千亜紀/矢島春奈/石井麻莉

    …あの小さな舞台に観客まで座らせて、よくもまあこれだけの登場人物がいたものだとあらためて感心する…。(笑)





    以下、サイトから抜粋
    『女の平和』あらすじ
    古代ギリシャの中心、アテナイで起こる大事件のお話。
    時はペロポネソス戦争の真っ最中。アテナイ市とスパルタ市が泥沼の殺し合いを続けている最中、戦争に嫌気がさしたアテナイの婦人・リュシストラテーがとある日の未明に、アテナイ、そして敵方のスパルタや周辺都市の女たちを秘密裏に集合させた。
    目的も解らず集められた女達に向かってリュシストラテーは言う。「私たちはこれから、男断ちをしなくてはなりません!」と。つまり、戦争中止を実現するため、なんとセックスストライキを敢行する、というのだ。
    さあ、彼女達の決死の作戦は、果たして成功するのだろうか!!

    補足:実はこのお話、実際のペロポネソス戦争中に上演され、大当たりしたという超問題作。古代ギリシャから残ってしまった、世界最古の超エロ下ネタコメディ歌劇!!それが『女の平和』なんです!!

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    フォローしている某劇団主宰者さん、劇場経営者さんたちによる、この公演情報及び出演者の意気込みの声などの執拗なリツイート攻撃のおかげで、まんまと「女の平和」が気になり、ちょうど観劇予定が全く入っていない時期でもあったのでポチる。 ワークショップのオーディション段階からチラシ撮影まで逐次ニコ動にUPされていて(見てないけど)、その営業努力と、現代のツールを駆使したお金のかからない宣伝方法も興味深かったし。

    席は「本編参加型のスパルタ席」と「通常の通り舞台と向き合うアテナイ席」に分かれていたので、とりあえずスパルタ席を予約。
    舞台上に席が作ってあるんだろうぐらいのつもりで行ったら…コクーンでたまにあるような「舞台上の席」とはまったく種類が違うものだった。(笑)
    まずは10分前に集合して楽屋裏を通り抜けて舞台上の席へ。
    舞台が雛段みたいなセットなので、その段に合わせて上手と下手に3-4人ずつ3段にそれぞれ座る。観客二人に一人ぐらい役者さんが横に張り付いて、劇中に協力要請される動作(立ったり座ったり、小道具持ったり)や、役者が勝手に絡んでくるけどいやならNOと拒否して構わないことなど(これ、先日の某劇団の騒ぎがなかったらこんなお断りはなかったかもね)ひそひそと説明してくれる。
    幕は下りているので、観客なのに完全に「幕のこちら側」の人になってしまっている。しかも小劇場だから舞台も狭いし、幕のすぐ向こうに客席があるのもうっすら見えるので、幕が開く瞬間には私までどきどきしちゃったよ。
    何の稽古もしていないのに舞台に立たなきゃならなくなった夢をたまに見るけど(笑)、なんだかちょっとそれに近い感覚とでも言うべきか。最後は舞台の上で役者さんと一緒に拍手まで受けちゃったし。(←別に私にしているわけではない)

    と、体験としては面白かったけど、舞台を見るにはやはり通常の客席からの方がいいかな。
    だって肝心の役者の表情が見えない!真横を向くか斜め後ろを振り返るような体勢になるので、最近の私のウィークポイントである首が辛い…。 
    息づかいまで感じられること、客席側に背を向けてしゃべる役者の表情が自分達だけに見えることと差し引いても、やはり私はただの観客として「幕のあちら側」から見る方が気楽。

    お話はもともとの脚本があるものなのであまり突っ込まないことにして、「エロエロ」ではなくナンセンスな「明るい下ネタ」だから気楽に笑いながら見られる。 あそこまでご神体のように大きな「ブツ」を装着して出てこなくても、とは思うけど、まあそんなこと言うのもヤボでしょう。 
    舞台に段差があるにも関わらず、めっちゃ狭いにも関わらず、やたらと飛び回ったり転がりまわったりするもんだから役者さん達の手足は青あざだらけ。 これ、至近距離で見るとかなり痛そうで…いやだ。(←悪いけど、正直な気持ち)
     
    この舞台の評価、好き嫌いは、良くも悪くも若い役者さんたちのそういう体当り的一生懸命さをどう感じるか、という部分が占める割合が大きい…と思う。 
    ミュージカルと言っても歌がうまいわけではないけど、盛り上がりや一体感がすごく伝わってくる。
     
    劇中、当然ながら古代ギリシャの神々の名前がたーくさん出てくる。 
    「○○の神の名に誓って」とか「○○の神が××だとしても」みたいなセリフがてんこ盛り。 演じる側が具体的にそれがどういう意味になるのかわかって、イメージして言っているかどうかで、伝わり方は違うと思う。 もちろん聞いているこちら側の知識が乏しいのも問題ではあるけれど、わからないからってそういうセリフをぜんぶ聞き流すのはもったいないわけで…悩ましい。

    当日の受付のさばき方、誘導、そして役者もスタッフも観客を楽しませようとするサービス精神にあふれていて、気持ちが良かった。 お芝居とは直接関係ないようで、実はこれって大事だよね。
    色んな意味で、面白い体験だった。
    Posted by : chawan | 観る | 22:20 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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