個人的な偏りに満ちた観劇記を中心とした私的日常雑記です。「俳優 畠中洋さん」を熱烈応援中〜!
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7月総まとめ
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    7月、まとめていってみよー!

    初芝崇史ワンマンLIVE 「星命〜祈りが歌に変わるとき〜」
    7月6日(金) 19:00開演 品川教会グローリアチャペル

    初芝さんの歌を初めて聴いたのは三人芝居「ハテシナイタビ」の劇中歌。狭い会場だったので至近距離でお芝居に合わせたギターの弾き語りを堪能して以来気になっていた。何とも熱いものを秘めた歌声、幹二さんの弟のような風貌。(笑)
    たまたまTwitterをフォローしてみたら、ギラギラとした野心もあってますますいい感じ。
    私はプロとして活動する以上はきちんとメジャーになることを目指している若者に弱いのである。根拠のない人は困るけど。
    教会は天井が高く荘厳な雰囲気で、まず空間の持つ癒しのパワーを感じた。この中で歌を聴けるというだけで無条件に嬉しい気分。
    どの歌もギターと歌声にものすごく力があって、真っ直ぐ届く。
    妹さんの結婚式で歌ったという「妹よ」がなんとも愛に溢れすぎていて、考えさせられてしまった。
    私には弟にこんな思い入れはないっていうか、そもそも「家族」というものにそこまで無条件の愛を注げない。普通に仲のいい家族だと思うし親子の確執なんかも特にないけど、「血の繋がり」というものへの執着が私は薄い気がする。いったいこの差は何なのか、って突き詰めちゃうと自分の人間性の問題にたどりつくので、やめておこう。
    初芝さんにはこれからブレイクして欲しいなあ。

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    ライブ「MHK1982」@山王オーディアム
    7月7日(土) 15:00/18:30
    7月8日(日) 15:00
    同行者:毎回たくさん

    興奮冷めやらぬうちにハタ坊の会のサイトにレポートを書いたら力尽き(←と言うほど書いてないけど、一応半分ヨソ行きの文章なので疲労度が…)、そのまま怒涛の観劇ウィークス(←複数形)に突入し放置…。
    流れはこっちを参照。

    畠中さんの詰襟姿が予想外に似合う!もちろん16歳の学生に見えるほど若かったなどと言う気は毛頭ないけど(またもや皺くちゃキャラ扱いされてたし)、書生さんっぽくて、地方の政治家の家に住み込んで修行中、みたいな。 これは見られてラッキーなコスプレでニヤニヤしてしまった。
    宮川さんの脚本の面白さは、アテ書きの妙と皮肉の利かせ具合。
    畠中さん、中身は熱くても表面は弱気でパシリにされがちな後輩キャラがツボにはまっている!
    駒田さんは優し過ぎて人を押しのけられない感じ、家族への強い思いがサビタの役とかぶるいい人キャラでピッタリ。
    宮川さんは外見が筋肉バカだった「ワンダフルシティ」のニックのパロディ? 
    三回全部見てアドリブがほとんどないことも好感。
    もちろんくすぐりや駒田さん宮川さんの掛け合いの部分はどんどん盛られてるんだけど、本筋のセリフはきっちり書き込まれているのでアドリブが入る余地はない。 
    コーラスの美しさもそうだけど、じっくり時間をかけて準備されたライブMHKのこだわりの完成度が素晴らしい!
    三人で練り上げる過程が楽しいんでしょうねえ。その後の飲み会も。(笑) 
    今回の「行住坐臥」「僕たちに今できること」は是非CD化して欲しい!

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    宝塚星組 『ダンサ セレナータ』/『Celebrity』@東京宝塚劇場

    7月10日(火)18:30開演 
    1階20列下手ブロック 同行者:Uるるさん
    7月22日(日)11:00開演 
    1階16列センターブロック 同行者:Uるるさん
    7月31日(火)18:30開演
    1階2列センターブロック 同行者: 母・伯母
    8月2日(木)18:30開演
    1階13列上手ブロック 同行者: 友人YH

    作・演出/正塚晴彦
    イサアク(ダンサー):柚希礼音
    モニカ(ダンサー見習い):夢咲ねね 
    ジョゼ(バーテン):涼 紫央
    アンジェリータ(ダンサー):白華れみ
    ホアキン(国家秘密警察):紅 ゆずる
    アンジェロ モニカの兄(独立運動家):十輝 いりす
    ルイス(イサアクのダンサー仲間):真風涼帆

    オープニングの人々が交錯する雑踏シーン、軍事政権下の抑圧された人々、独立運動、革命、地下組織、秘密警察…というキーワードがやっぱり正塚先生っぽい〜!
    お芝居はダンスシーン山盛りで大満足!かなり自己中ヤローなのに魅力的なイサァクにデレデレ。
    そして黒塗りなねねちゃんの美しいこと!あの美貌にあり得ないプロポーション。まるでフィギュアだわ。欲しい、一個欲しい!(笑)
    イサアクはモニカのダンスの才能に惹かれた振りしてるけど単なる一目惚れだよねー。
    そもそもダンスに対する2人のスタンスが違うし、中身の「いいオンナ度」がきちんと書き込まれているのはアンジェリータの方だもん。
    イサアクとアンジェリータは、男女の仲からただのダンスのパートナーになり、最後はそれぞれが本当に愛する人を見つけたことで、相手をきちんと認めた上での信頼関係に変わっていった。
    私はイサアクとモニカの恋愛よりも、アンジェリータとの関係性の変化が特にジーンときた。
    クラブの最期のショーが始まる前に、メンバーに喝を入れるアンジェリータは本当にカッコいい女だった!! これで卒業のれみちゃんにとってもやりがいのある役だったと思うんだよね。(涙)

    そして卒業と言えば涼みん!!下級生の頃はその過剰なキザりっぷりが苦手だったのに、いつのまにか星組にはなくてはならない存在になっていた…。今回、もうちょっといい役だったらよかったのに、と思いつつも、アンジェリータに示す包容力は他の人には出来ないからね。
    このジョゼとアンジェリータの関係は、同じ正塚作品でダンサーの話だった花組『La Esperanza-いつか叶う-』のキリヤン(特出)・あすかちゃんとちょっとかぶる。

    宙組から組替えしてきた十輝いりすさん…宙組最後の公演中に最前列で一本釣りされかかったからかなり期待値高かったのに今ひとつ目立たず。組み替えしてきたトップの同期は立場的に美味しいんだから頑張れっ!

    紅くん…立派になって…感無量。人間自信をつけるとこんなに変わるのね。あとは歌なんとか頑張って欲しい。

    真風くん…いい役もらってちゃんとこなしてた。芝居の間がいい。問題はダンサーの踊りではないこと。せめて歌かダンスかどっちか頑張ってね。

    ショー・グルーヴ 『Celebrity』−セレブリティ− 
    作・演出/稲葉太地
    ショーはお子様仕様というか戦隊ものみたいな衣装でちょっと…と思ったけど見慣れるとそれなりに楽しい。
    しかしね、ショーを作る先生は「ファンはスターのどういう姿を見たいのか」ということはもっと考えて欲しい。
    ギャップ萌えというのもあるかもだけど、アホっぽいとか子供っぽいとかましてや年寄りキャラとか(今回のことじゃないけど)、全然嬉しくない。
    変なウケを狙わず、座付の使命としていかに男役はかっこよく、娘役は可憐に見えるかに心を砕きたまえ。(←ナニサマ)
    今回のロケットは後半がシンプルに横一列での脚上げ回数も多いし揃っている!お見事〜! これぞロケット。

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    なにわバタフライN.V @パルコ劇場

    7月11日(水) Y列センターブロック 同行者: 同僚T
    7月20日(金) X列センターブロック 同行者: 友人K
    7月21日(土) Z列センターブロック 同行者: ダンナ

    つい三回も行ってしまった。人に譲ろうと思った初日のチケットもついもったいなくて自分で行ってしまったという…。三谷さんの緻密な脚本演出、役者戸田恵子さんの技倆にひたすら感心する作品。
    「一人芝居」につきまとう無理を感じない。イタイ部分がない。
    そもそもミヤコ蝶々さんが自分の半生を語って聞かせているという設定だから、戸田さんの「語り」でシーンを繋げても不自然にならない。
    観客は芝居だけを見ているんじゃなくて、内緒話を聞かされている共犯者的な気分になるので一層感情移入しやすい。
    常に「緊張と緩和」が織り込まれてテンポ良く、純粋な芝居プラス「戸田恵子ショー」的なサービス精神にも溢れていて、とにかく観客を飽きさせない。
    やはり戸田さんを知り尽くした三谷さんだから書けた脚本だと思う。
    蝶々さんの人生を彩った男たちがすべて額縁として舞台上に飾られるあの演出が特に好き。

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    温室 (JAPAN MEETS…−現代劇の系譜をひもとく−VI)
        @新国立劇場小ホール
    2012年7月12日19:00開演 D4列下手側 同行者:友人K

    [原案・原作]ハロルド・ピンター [翻訳]喜志哲雄 [演出]深津篤史 
    [出演]高橋一生 / 小島聖 / 段田安則 / 山中崇 / 橋本淳 / 原金太郎 / 半海一晃 

    久しぶりに全くお手上げわかりませーん!なお芝居だった。
    目の前で展開される世界のズレとか軋みとか、嫌いではない。
    訳がわからなくても登場人物がちゃんと生きて動いて観客を引きずりながら世界を回しているような力技は、段田さんならではだと思うし。
    でも戯曲の内容が理解できるかって言うと…私には無理。 
    個人的にはラム君が気の毒。何も悪いことしてないのに殺されちゃっただけならともかく、その後ずーっと舞台上で死んだまま椅子の上に放置されている。登場人物たちに彼が「そこで死んでいる」ことすら語ってもらえないと言うか…「死体」は劇中ではただの記号みたいなものとしてそこにあるだけ。
    つらいねー。私なら寝ちゃうよ…。

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    スリル・ミー @銀河劇場

    7月19日(木) 私: 良知真次 / 彼:小西遼生
    7月23日(月) 私: 田代万里生 / 彼:新納慎也
    7月25日(水) 私: 松下洸平 / 彼:柿澤勇人

    これは見れば見るほどハマったものの、周囲には「ハマった」の定義が桁違いな人が多すぎたし、今更私ごときが何を書いたらいいのやら。 ということで、またもやざくっと。

    最初のピアノ演奏にまず心を持って行かれる。1時間半、ピアノと歌と緊迫した演技の緩む隙間がない構成が本当にお見事!客席内の女子比率が宝塚より高い。そして販売しているクリアフォルダは…宝塚のものより恥ずかしい感じ。残念ながら手を出せず。

    <らちこにペア> F列上手ブロック 同行者: 友人achaさん
    小西君美しーーーー!マリウス時代よりいい感じに年齢を重ねて渋美しい!上手席だったので柱のあたりで彼が客席にいる私を(←違うから)見つめるシーンたくさんあって赤面しそうになった。あの美しい「彼」なら「私」も独り占めしたくなるよねえ…うんうん。 
    良知君、歌い方の独特のクセがちょっともったいない。ソロよりデュエットのほうがきれいなのはクセが抑えられるからかな。いい意味で体当たりな演技のせいで、ラストを知っているのになんか騙された…。彼と一緒に驚いちゃった!(笑)そしてあの涙は反則。すでに服役後だというのに、ズキュン! 

    カテコでは二人で手をつなぐ前に掌の汗をズボンで拭う小西君、それを見て自分も拭う良知君。手をつないだ後照れ照れになっちゃった小西君の「彼」とのギャップがたまらーん!カテコから引っ込む度におんぶしたりされたりと、じゃれる。何なのあのサービスはっ! 

    <にいまりペア> G列下手ブロック 同行者:友人L嬢(…この観劇が彼女の運命を変えたっ!)
    さすが日本の本家本元。(笑) お互いの役がぎりぎりまで研ぎ澄まされている。万里生くんの歌声の透明感が「私」にぴったり。 万里生くんの子犬っぷりとニーロのどSっぷりがたまらない。(これで運命変えられちゃった人、約1名←しつこい)

    観劇中に同じ列に座っていた4人組の女性客の一人が失神し、係員と一緒に途中退場というアクシデントがあり、さすがに集中力が途切れたのが残念。 ただし、極力舞台や周囲の人の迷惑にならないよう、全員申し合せたようにほとんど声を出さずにことを運んだ。これは結構すごいことだと思う。女性が比較的すぐに意識を取り戻したからというのもあるけど、やはりこの作品を見に来るような人はそこそこ舞台鑑賞歴があると思うので、「舞台の進行を妨げたくない」という気持ちは共通だったんだなあ。 

    <かっきーこうへいペア> G列センター 同行者:友人K
    3組観終わって、このペアが1番気に入った!年齢的にもとにかく「彼」と「私」のバランスがいい!「彼」の虚勢も若さゆえの傲慢さも、「私」の一途さもぐっと来て、ラストのどんでん返しも含めて、この物語そのものが腑に落ちた感じ。洸平くんの演技細かいなあ。説得力ある!歌もストーリーとして自然に沁みた。

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    7月24日 @帝国劇場
    1階N列サブセンター下手側 同行者:友人K

    「デヴィッド・ルヴォーによる情熱的な新演出で上演される今回の『ルドルフ ザ・ラスト・キス』は、2009年にウィーンで上演されたバージョンをベースとしている。」(by公式サイト)

    こんな舞台装置も演出も見たことない!すごい!
    ここまで帝劇の舞台の奥行きと高さを使い切った舞台は初めてだったし、計算され尽くした盆と緞帳と照明がいろんなシーンを絵画みたいに切り取って美しい。
    全体に流れる統一感ある美しさ、見せ方の巧みさに、歴史の違いみたいなものまで感じた。幕を一部閉める事で余計奥行きや広がりを感じたり、もうね、マジック! 

    そして噂には聞いていたけど、ヨシオ君と和音さんの声の相性が素晴らしい!デュエット聴き惚れてヨダレが出そうだった。
    アンサンブルさんの歌が一人一人見せ場があってチビソロが聴けるのも驚いた。杉山さんダンスもお上手になって….ホロリ。港さんのソロがあんなにあるなんて!どのシーンも目が離せない。初演とは全く別物になっていたなあ。 

    吉沢さんのステファニーも良かったー!彼女の立場で見てしまうと、ルドルフとマリーが許せん。(笑)彼女はきちんと皇太子の妻として、やるべき事をやっているのに…。
    ターフェ坂元さんの歌声たまらん!友達になりたくないし敵にも回したくない。二幕でベッドに飛び乗る無駄に身軽な身のこなしに思わず「LKかっ!」と突っ込みつつ笑ってしまった。

    ラストの演出はちょっと宝塚っぽくてきれいだった。東宝だと絶対こういう演出してくれないK池先生、少しはこれ観て考え直してくれませんかね。
    むむむ、もう一回どこかに押し込める日…ない…か…な? (←無理でした。)

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    7月28日(土) @さいたま芸術劇場
    1階O列上手ブロック 同行者:友人K

    作:井上ひさし
    演出:蜷川幸雄
    出演: 風間杜夫、根岸季衣、六平直政、山崎 一
    大石継太、朝海ひかる、香寿たつき、吉田鋼太郎 ほか

    「井上ひさし生誕77フェスティバル2012」の5作目!
    過去4作品の半券を見せて、記念のチケットホルダーもらったー!8作品全部見たらひとつもらえる。よし!(なにが?)

    <教訓>さいたま芸術劇場は、夏の炎天下の昼間に行ってはいけない…。
    わずか10分ほどの道のりの長いこと長いこと。日影ないし、照り返しもすごいし、死者が出ても不思議ではないレベル。

    乃木大将の最後の1日を、かれの馬の視点というか馬の脚役達の語りで見せるという、あまりに斬新な作品。 井上作品って見るたびに驚ける。
    前脚と後ろ脚のペアがシンクロしてセリフをしゃべる姿は、それぞれ個性派なのによくちゃんと合わせられるものだとひたすら感心。
    風間さんと吉田さんの掛け合いは、セリフ忘れようが飛ばそうが(笑)さすがの見応え。
    2幕ではタータンとコムちゃんの軍服男役芝居が見られた!なつかしかった…。

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    7月は8作品しか見ていないのに16公演ってことはリピートが多かった、ってことね。 
    昨年7月に6年ぶりに異動して、新しい環境にようやく馴染んだのが観劇数のupに繋がっているんだから喜ぶべきでしょう。(自分に甘い)


    Posted by : chawan | 観る | 06:35 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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